
私が、院長の岡永覚です。平成14年は、心療歯科関連のマスコミ取材が多い年でした。朝日新聞、アエラ、TBSなどの取材を受け、心療歯科に取り組む歯科医院として紹介されました。やっと、自分の取り組みが社会から理解されるようになったと喜んでいます。しかし、こうなるまでの道のりは、大変だったのです。始めのころは、「歯医者のくせに、何するの?」等とずいぶん患者さんから変人扱いされました。今となっては、笑い話ですけどね。
ところで、海の向こうのアメリカでは、平成14年10月にボストンのタフツ大学歯学部に頭蓋顔面痛センターが設立され、頭蓋顔面痛の治療の範囲を頭痛、首の痛み、睡眠時の無呼吸、ストレス管理にまで広げ、心理学、物理療法、カイロプラクティック、針灸なども含めた様々な視点より総合的な頭蓋顔面痛の研究が始められたそうです。その記事を読み、私は驚きました。私も、同じような考えに立ち、顎関節症や歯科心身症の治療をしてきたからです。
ところが、日本の現状は、どうでしょうか。残念ですが、アメリカと比べてはるかに遅れています。縦割りの講座制に縛られている日本の大学では、学際的な研究ができないのです。 その為、保険診療は、顎関節症や歯科心身症の満足な治療ができない仕組みになっています。歯しか診ることができませんから・・・。